出典 Pinterest
  頭は使ってもなくならない


事に敏(ことにびん)

感情を美しくし、理想・情熱に燃えるようであれば、頭は使えば使うほどよくなる。 そういうふうに、我々の心がけで頭脳を働かせることを「事に敏」という。 そして、物事に真剣に頭を働かせていると、だんだん本当のことがわかってくる。
−安岡正篤

【考えるポイント】

頭は使っても使っても減らないだけじゃなく、使えば使うほど活性化されますね。
頭以外に、使っても使っても減らずに、そして使えば使うほど
良くなるものってなんだろう?あ~思いつかん。。。私しゃ頭が悪いのかぁ?



ーランディー由紀子ー


テキサスは暑くてたまらん。

いつか車のボンネットで目玉焼きを作ってみよう。
その時は、Carnola Oil (菜種油―ホントのスペルはCanola )を使わなきゃ♪

って、のっけから英語でダジャレ。は~はっはっ!
(面白くなくたっていいんだい。書いてる本人は楽しいんだから)


ところで、テキサスは完全に車社会。
かなり貧乏じゃないかぎり、みんな車を持ってます。
それで、車が無いと気持ちも惨めになるだろうし、
不便だし暑いし、どこに行くにも大変だし・・・

ヒューストンでは外に3分立ってるだけでも、フラフラするくらい暑いから、
バスを乗り継いだりバス停まで歩いたりなんて、死ぬ覚悟が必要よ。



2週間くらい前ですが、息子と車に乗ってた時、
バスから降りてきた人たちを見て、
2人でちょっと考えちゃったことがあるんだ。


横断歩道じゃなかったけど、バスを降りて道路を渡ろうとしていた
人たちがいたから(暑くて大変だな~)と思って、
車を止めて渡らせてあげたのね。


一人はスパニッシュのおじさんで、びっこひいてた。

もう一人は白人のおじさんで、なにかの病気を患ってるみたい。

そして2人ともデブ。だから身体が本当に辛そうなのよ。

(ちなみにテキサスはアメリカで最もデブが多い州なのだ)


びっこのおじさんが足を引きずりながら、そして身体の悪そうなおじさんが、
ハアハア喘ぎながら、クーラーが効いてる涼しい車内にいる
私たちの目の前をノロノロと横切って行った。。。



そこで息子がつぶやきました。

「お金の無い人たちは、ちゃんとした医療を受けられなくて、
健康になれないからかわいそうだね」って。

(アメリカの保険の制度は日本と違って保険がない人もたくさんいるのです)


「でもさ、Dugan もマミーもダディーも全然病院に行かないじゃない。
健康になるのにお金が必要なのかな~?」

って私は言いました。



それから2人で考えました。

彼らに必要なのはお金じゃなかったら、なんだったのだろうって。


考えない親に考えられる子供は育たない!
一緒に考えよう『ボディ、マインド、スピリット』の教育





ちなみに、自分が努力しなくても、生まれもって裕福な人たちのことを
Privileged って言うのね。これって恵まれてる人とか、
特権のある人という意味だけど、

そうね・・・、ブッシュ大統領なんかはPrivilegedの良い例です。



でね、プリヴィリッジ(恩恵)というのは、
決してお金だけじゃないと思うんだ。



「教育」


これもプリヴィリッジです。



でも私が思う教育とは、学校で教わるような学問のことではなく、

親が子に代々伝える「叡智」のことです。

もっと大きな言い方をすれば・・(ついでに大きな声で言ってみようか)



“人類に伝わる叡智、または私たち個人のDNAに
記憶されている叡智のことよー!”

(また大きなこと言って大風呂敷広げてしまった。。)


もし、あのおじさん達が小さい頃から、お母さんに食生活のこととか、
健康を維持する方法とか教わっていたら?

彼らは今頃健康でいられたかもしれない。



しかし親から教わる叡智とは、健康に関することだけじゃなく、

“親が子供に与えてあげられる全ての知恵“のことだよね。



車の中でDuganに聞いてみました。

「プリヴィリッジを与えてもらえるとしたら、お金と教育とどっちがいい?」


彼は少し考えてから言いました。

「教育」

「なんで?」

「だってお金は使ったら無くなっちゃうもん」


にゃるほど



しばらく前にユダヤ人のお友だちに

「どうしてユダヤ人ってみんな頭が良いの?」って聞いたことがあります。

そしたら彼女は、

“私たちユダヤ人は昔から略奪されてきた民族だって知ってるでしょ?

でも知恵や知識を奪うことはできないじゃない。

ユダヤ人にとって子供の教育は、物やお金を略奪されても生き残れるように、

民族がサバイバルする術なのよ“


って言ってました。



この話を思い出して、

「お金は使ったらなくなるけど、頭は使ってもなくならない」

と言ってた息子に、ユダヤ人がなぜ子供に教育をするのか

という話を車の中でしました。


そしたら、ユダヤ人の人口はアメリカの約2%だって言うのよ。

たったの2%ってこた~ないだろ~。

だって、アメリカでいわゆる社会的に成功している人たちの多くは
ユダヤ人なのよ!

まさか2%ぽっちとは信じられなかったから、
知ったかぶりしちゃってっ思って、後でこっそり調べたのね。
そしたらホントに2.2%だった(ちっ、負けた)。



ついでに・・・


モンテッソーリで3歳から4歳の子供を15年以上教えている友人は、

「何々人種はこうだからって言うべきではないけど、
ユダヤ人の家庭で子供を虐待してるっていう話は聞いたことないわね」

って言ってた。。。


「へ~~~」って感心しちゃう話だね。




それでは同じアメリカ人でも、貧困とか教育で様々な問題を抱えている
アフリカ系アメリカ人はどうなんだろう?

彼らは16世紀から19世紀前半の間にアメリカに連れてこられ、
無理やり独自の文化や言語から切り離されちゃったでしょ。

だから今、黒人社会に色々な問題があったとしても、
個人レベルの問題が原因じゃないこともたくさんあるはずだから、
一概に個人を責めることはできないと思うのよ。

140年前、1865年に奴隷制度が廃止されたけど・・・

文化から断ち切られる、つまり一度叡智から断ち切られたら、
そこから民族が立ち直るのには、ものすごい努力と時間が掛るのね。。。


じゃあ・・・


日本人はどうなの?


私は日本にずっと住んでいないので、日本のことは完全に外から見ています。

しかも、頭の中にある日本のイメージは、
約20年前(2007年現在で。今からだとほぼ30年前。)のままだから、

今の日本の現状がどうかなんてよく分かっていないの。

(かなり浦島が入ってるから、去年(2005〜6年頃)の春に日本に帰った時、
電車の中で化粧している若い子を見て、目ひんむいちゃっただよ)



日本人はこれまでのように、私たち日本人が持つ叡智を
毎日の子育ての中で、子供に引き継がせているのかな?



あなたはどう思います?



ランディー由紀子


ー次につづくー



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▼ 編集後記 ー@英語本スタッフー

*ランディー由紀子さんのブログ記事の元は2005〜7年に書かれたものを
再編集しています。

何度見直しても、学ぶことが多いので、編集しながら「あ〜そういうことあるわ〜」とか

「ヤバイ、自分のこともっと見直さなきゃ」などと少々気を引き締めております。

ようやくわかってきた、ということもありますしね。

だからこそ、まだご存じのない方、気付かれていない方には、お知らせしたいのです。

私たちが持っている「叡智」って、何でしょうね。

どうしたら、それを子どもの世代へ伝えることができるのでしょう。