毎日の読み聞かせ
本の選び方ってどうするの?

習うより慣れよ

あらたまって人から教えてもらうより、 実際に経験を積んだり練習を重ねたりして 体で覚えていくほうが、しっかりと身につくという意味。

お子さんへ読み聞かせをしていると
・どんな本が読み聞かせに適しているのだろう?
・子どもが好きな本を読んであげたほうがいいのかしら?
・本を選ぶときのコツってあるの?
などなど 読み聞かせに使う『本の選び方』についての 疑問・お悩みが湧いてくる方もいらっしゃると思います。そんな方は・・・ランディー家の読み聞かせをちょっと覗いてみませんか? 例によって、マミ〜の爆弾発言から始まりますので心の準備ができてから、先にお進みください(笑) 告白します。
前回に引き続き、 うちで考えてやってきた読み聞かせについて
爆弾発言をさせていただきます。

では早速。

“絵本の読み聞かせに使う本のクオリティーなんてどうでもいいのよ。“
“問題はクオリティーじゃなくてクオンティティー(量)なのよ。“

私たちは息子が小さい頃に養ってあげたいと思っていたのは

→ 習慣
→ 本は楽しい
→ 多くのものを見せる

今考えると、主にはそう思って読み聞かせをしていました。

うちには日本語と英語の絵本が1000冊以上ありました。
ほとんど中古で買ったもので、何回も読んでいるものもあれば
一回読んでお終いというものもありました。

それだけでなく、年中、図書館で本を借りていたので
小学校にあがるまでに読み聞かせした絵本の数は膨大でした。

それらを彼が好きだとか嫌いだとか・・・今のママたち風に言いますと

子どもが食いついてきたとか、食いつかなかったとか

私の場合は、全く考えたことがなかったので、ネットでそういうコメントを見ると
(へえ~、そういう見方もあるのかあ)と不思議に思っています。

正直申しまして、それったら私には分からない心境なのでございます。

息子が好きだった本は、(面白かった?よかったね。じゃ、次)
彼が好きじゃなかった本は、(へ~、あんまり好きじゃなかったの?ま、いいや、じゃ、次)

だからと言って機械的に多読していた訳でもなく
読みながら、自分も言葉を味わったり、感じたりしながらは読んでいましたが
結果には囚われてはいなかったということです。
私たちの場合は、絵本のクオリティーなどあまりチェックすることもなく
とにかく何でもいいからかたっぱしから読んであげ
それを習慣とし、本は楽しいものだと息子の心に染み込ませました。

私は昔、現代美術の画商を10年ほどしていました。
当時は、ニューヨークやアメリカの様々な街に行き
多くのアーティストのスタジオを見に行ったり、芸術協会などに行っては
数多くの作品を見ていました。とにかく見る。量を見る。
若手のアーティストの作品など、35mmのスライドを一日に
吐きそうになるくらい(大げさではなくホントに)何枚も何枚も見るんですね。
そうすると、そういった仕事の後、夜ベッドに入って目をつぶると
美術作品がスライド・ショーみたいに、半分、夢うつつの中で
頭の中にシャカシャカと出てきて、なかなか寝付けないのです。

それだけたくさん見ていたというだけの話しですが
ひょっとすると「子どもに絵本を寝付けないほど見せろってことかーっ?」と
興奮して言う方もいるかもしれません。

が、そんな極端なことは言ってないのよね、私は。

で、美術館で飾られている世界的に有名な作品ももちろん鑑賞します。
でも、良いものだけ観てたら目は養われないんと、ちゃう?
雑多な物を見る事によって、自分の中で自然と美術作品をカテゴライズできるようになり
なにも、人から「これは優れた作品ですよ」と言われなくても
「そんなもん一目見ればすぐに分かるわい」と、自分で判断できるようになるもの。

センスがないと無理なのでは?

いやあ、そんなものは、あまり関係ないと思います。
センスがあるとか言われれば気分が良くなって、お調子づいてしまい
もっとその道を究めようと思う動機くらいにはなるかもしれませんが。

センスなんかなくたって、たとえば1万点芸術作品を鑑賞しさえすれば
自然と芸術作品を見る目が養われると思いますよ。
で、小さい頃に本の読み聞かせを習慣とし、本は楽しいものだと心に刻み込まれる。

また数多くの雑多なものを見ているので、自分で判断できるようになるということは
決してゴールではなかったのでした。

じゃ、なんなの?

はい。それは、ただのプロセスなのでありました。

爆弾発言はまだまだ続きます・・・


▼ 編集後記

Art & Fear という芸術家向けの本の中に こんなエピソードがあるそうです。

ある陶芸クラスの最初の授業で生徒を2つのグループに分けました。

一方は提出した作品の『量』のみによって評価をされ
(作品の総重量が多いほど評価があがる)

もう一方は、最高の出来栄えの作品を一つを提出し
その『質』によって評価をされるというものです。

すべての授業が終わって、さて評価は?という時になって
意外な事実が判明したのだそうです。

提出された作品のうち、最も高い質を持つものはすべて
「量」グループから提出されたものだったのです。

『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』から?
いえいえ、そうじゃないと思います。

何ごとも場数を踏んだ人にはかなわないようですね。


 

 
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