お父さんが読み聞かせできなくても


楽しきと思うが楽しきの基なり

楽しい事があって楽しいと感ずるのではない
楽しむ心があって、はじめて楽しいと感ずるのである
-江戸時代の大名 松平定信の言葉

前回は『お父さんが読み聞かせする』ことの効果について、ランディー家の読み聞かせを通してお伝えしました。けれど、今まで敢えてその効果を人に話す事なく 『お父さんの読み聞かせ』を推奨してこなかったのには理由があります。その理由とは?こちらを読んでみてください。


それで、なぜ、私はこのことを敢えて人に伝えようとしなかったのか?

それは、チルドレン大学申し込みの願書の「お父さんの子育てへの関わりについて」というような質問欄への回答で「夫は子育てに協力的ですが、仕事が忙しくて子どもと過ごす時間はあまりありません」と、このように書いているお母さんたちの確率が、非常に高かったからです。

ということは、もし私が、お父さんの読み聞かせへの参加を推奨したとしても
多くの人たちは、“やりたくても物理的に無理なこと”になってしまうのです。

お母さんが(お父さんに読み聞かせしてもらったらいいのになあ・・・)と思っても
お父さんが不在、お父さんは帰って来てご飯食べて寝るだけ、休日も疲れている・・・
もしそんな環境だったとしたら、お母さんが無理矢理お父さんをけし掛けて
子どもに読み聞かせをしてもらおうとしたら、両方にストレスになるかもしれない。

日本のお父さんたちは、すごく働いているだけでなく、通勤に時間がかかったり
会社の外でのお付き合いがあったりして、なかなかお家で子どもの教育や子育てに
参加できない人が多いということは、もうこれは周知の事実です。
っていうか、世界的に有名な話です。

だとしたら、やりたくてもできないという、物理的に難しいことだとしたら
解決方法としては、お母さんたちが頑張ってやるしかない。
そう、現実的に考えたら、お母さんたちが頑張るしかない。

私は英語本のスタッフたちに、本の読み聞かせを薦めました。
そして、彼女たちは本当に頑張ってやりはじめました。
それを見て(実際に見てはいませんが)、私は時々、しみじみと思っていました。

(凄いよなあ・・)って。

お父さんに、歴史書や文学書を読んでもらいなさいと薦めてもなかなか無理かもしれない。
でも、自分でそれを実行しているお母さんたちがいたら、もう本当に、感嘆、感心、感服、称賛に値します。

また、私は別な角度からも彼女たちの様子を見ていました。
それは、子どもと一緒に徐々に高度な本を読んでいくことは、お母さんたちの学び&喜びになっているのかもしれない、と。

うちでは、特にまだ息子が小さかった頃は、夫が読み聞かせをしていた時は
私も彼らと一緒に坐って、参加していました。
読んでいる本の中身を知りたかったというのではなく
息子が学んでいる瞬間という時を共有したかった、そんな気持ちでした。
そして、それは私にとって大きな喜びでした。

もし、お父さんが読み聞かせをするのが無理だとしても
お母さんが自分の手で読み聞かせをすることには
子どもの教育だけでなく、お母さん自身へのメリットもあると思うのです。
子どもと一緒に学びを共有できるという、大きなメリットが・・・。

次回につづく


▼ 編集後記 ー@英語本スタッフー

夫は学生の頃、野球一筋でした。
勉強なんかは二の次だったので
夏休みの宿題は『先生が全部目を通すわけがない』
という予測のもとに、デタラメの数字や文字を書き入れたそう。

果たして、夫の目論みどおりにうまくゆき、
気づかれる事なく宿題の提出に◎がもらえたそうです。

そんな夫が、中学生の子どもに数学を教えようとして
暇を見つけては、YouTubeで勉強しているのでびっくり。

しかも『面白いな~』と目を輝かせているではありませんか。

40代にして初めて『学ぶ喜び』を発見したようです(笑)



 

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